猫先生の長めのつぶやき

This is what I am. This is what you are.

「言葉にできない何か」を経験した人はこの本を読んでほしい

皆、一度は感じたことがあるのではないか。

正反対に誤解される、言葉が出ない、周りから非難される、突然無視される、理不尽に怒られる、この上なく寂しいーーーー本当は違うのに。こんなはずじゃなかった。でも言葉にできない。 そんな誰しもが持つ「言葉にできない何か」を言語化しているのが、辻村深月著 かがみの孤城だ。

かがみの孤城かがみの孤城
辻村 深月

ポプラ社 2017-05-11
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正直、思い出したくない感情が湧き上がる

主人公の女の子は、不登校の設定だ。女子特有のトラブルが原因で学校へ行けなくなってしまった。学校へ行かなければいけないことは分かる、親の視線、訪ねてくる先生、、、それぞれのシチュエーションに対して、感情表現が心を掴む。自分が不登校の際に思っていた事は、こういう言葉にできたんだ、、、、と不登校時代を振り返る事ができた。同時に、当時の感情も湧き上がってきて、涙する場面も多くあった。でも、あの頃にこの本と出会っていれば状況は変わっていたと思うくらい救われた。
 
 
心を掴まれた箇所の一部抜粋を載せる。
 


 
 

不登校の子はもちろん、親御さん、教員、は勿論の事、「言葉にできない何か」を経験した人はこの本をぜひ手に取ってほしい。何か救われるはずだ。そして「1人じゃないよ」と思わせてくれる。
 
 

本の情報

かがみの孤城かがみの孤城
辻村 深月

ポプラ社 2017-05-11
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