猫先生の長めのつぶやき

This is what I am. This is what you are.

「ゲスの極み乙女」から感じる現代ぽさ

ゲスの極み乙女


この、よくわからないバンド名。
「世の中ゴト化」になるには、ちょっと変わった名前のバンド。
曲を出せば、オリコンチャート上位は当たり前で、大企業CMの曲に選定されたりと、
本当にキテるバンド。

多分、曲は知らなくても
メロディーは知ってる人は多いはず。

ただ、疑問なんです。
彼らバンドが「世の中ゴト」として受け入れられる事が。


私はよく聞きます。ゲスの曲。
ただ不思議に思ったので、歌詞の視点から売れる理由を考えてみました。

現代若者の心情を露わにする歌詞。

みんないつだって見られてんだって
何で誰も気付かないんだよ
監視されてんだ モグラごときに
最新機能付きだけどね
      ー「デジタルモグラ」

私以外私じゃないの
当たり前だけどね
だから報われない気持ちを整理して
生きていたいと思うのよ
      ー「私以外私じゃないの」

確かに以前から、ネガティブな歌詞であっても人気のある歌手は沢山いた。
テーマは、失恋に始まり、思春期の心情などなど。

でも、このバンドが表現しているものはそんな話ではない。
というか、恋愛なんかそもそも始まっていないし、始めようとするモチベーションがあるわけでもない。

スマートフォンの普及がきっかけで、何時でも何処でも、誰とでも繋がれるようになった。
なんて便利な世の中なのか。
でも、何かを享受する為には何かを犠牲にしなければならない。
それは目に見えない「本当の自分」を表現することではなかろうか。