【やってみた】生徒へワークショップを開催してみた
社会人経験は毛が生える程度があるとはいえど、教師の経験はありません。そのため今大学で学んでいます。生徒たちから「受験を考えているけれど、何していいかわからない」「どの学部がいいの?」「塾行ってるけど、とりあえず不安」みたいな言葉をよく聞いていたので、ちょっとしたワークショップを開きました。
(普通の全日制学校ではないことを念頭に置いて読んでいただけると幸いです。)
概要
- 目標:「考えて」「自分で決める」事で、主体性を学ぶ
- 目的:志望校が一旦決まっている、合格の為に必要な科目が自分で理解できている
- 対象:高校2年生
- 前提条件:高校卒業後進学と決めている
- 構成:全2回(1h ×2)
準備した資料
- 受験勉強スタートのチェックリスト
- 大学比較表を作成
(ページ下部に添付)
ワークショップ内容
1回目の流れ
事前宿題:少しでも気になった学校の資料請求を行う事
- 導入
- 「受験勉強スタートのチェックリスト」配り、何をしたらいいか分からない場合の目標設定と現在位置の確認を行うことを説明。
- チェックリストを使いながら、現在できていることにチェックを入れる
- 「受験勉強スタートのチェックリスト」STEP1-3を実施する(「大学比較表」と事前宿題を使ったワーク)
- 志望校を一旦設定する
ワークの流れ
大学比較表頭に、こんな感じで書きました。
・大学比較表の使い方
1. 大学の資料やネット情報を使い、枠内に記入しよう
2. 記入したら、赤い項目で自分にとって大切な準備番号をつけよう(番号を書く場所は、自分がわかればOK)
大学名 => ネームバリュー
学ぶ内容 => 興味があるコト、やりたいコト
キャンパスの最寄り駅 => 立地
学費 => お金
3. 2の順番を見ながら、一番自分が行きたい、適している大学を選ぼう
2回目の流れ
事前宿題:無し
- 前回の振り返り
- 「受験勉強スタートのチェックリスト」のSTEP3を実施
- 塾と独学のメリット・デメリットを提示し、どちらで勉強するのかを決める(悔しいことですが、今のこの高校では受験指導をするリソースが皆無なのです。)
振り返り
よかった事
他の先生が個別でみていたというのもあり、効果はいまいち。。。。 ただ、普段の授業では自分で作業して考え、書く作業の機会はないため、いい機会にはなったと。
次回改善したい事
今回は個別というか、急遽話をした生徒と実施したので次回は全生徒に告知した上で実施したい。
そもそも将来社会へ出ることに対して悲観的な生徒も一部いるので、その子たちへのケアを事前に行なっていたい。
というか、きちんと授業もして、LHR等利用して生徒へ適切な取り組みをさせている教師ってスキル人格共にすごい、、、。
気になったこと
事実1
「〇〇してみたら?」と提案したことがらに対して「やってみる」と返答し様子としてはその気である。ただ、次学校に登校するまでに行動に移すこと殆どなかった。話を聞くと「だって〜だから」とめちゃくちゃ色々話してくる。「今から一緒に〇〇してみよっか」とすると、嫌がらなかった。
解釈1
嫌われている訳ではないし、拒否られている、ウザがられている訳ではなさそう。
時間的感覚が、この子は他の人よりゆっくりなんだなあと思った。また、自由すぎる校風が、逆に主体性がなくなってる?と疑問になった。大学入学後、卒業後に信頼できる友達が身近にいることは、他の子より大事かも。
事実2
このような会が欲しいと言っていた一人が、1回目欠席。
解釈2
本当の体調不良もあるけれど、決まった時間時刻に来ることが苦手なのかも(この数ヶ月で何度かその傾向があった)。この子もマイペースなんだろうなあ。内的動機で動くタイプかな。ここにいる子達には特に「引き出す」力が適しているなあと感じました。
参考
受験勉強スタートのチェックリスト
大学比較表
、、、引き出す力ってどういう分野なのかしら??