【読んだ】教師におくる「指導」のいろいろ
読んだもの
すでに教師をしている方が教えてくださった本。
ただ授業をしているのではなく、子どもたちの将来へのきっかけを作る志の高い先生でした。そんな先生と働きたい、、、。
教師におくる「指導」のいろいろ | |
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学んだことメモ
子どもに共感する
子どもの行動は表面的に見れば道徳違反であるが、その行動をおこした心的要因がある。
子どもの受容
受容はまず、感情で受け入れること。例えば「学校に来るの、やだ」と言ったら「学校に行くの、嫌なのか」とか。これを繰り返し、子どもに信頼と親しみを感じさせることが受容の技術
全てを聞いたら指導の基盤ができ、自己決定へ導く。
子どもへ指示する
授業準備に「指示準備」は重要。例えば問いを投げかけた時は、答えが出てこない場合は何を言うか?その先まで考えておく。計画通りに行かないことが多いけれども。
集団での授業研究は教師としての力をつけるのにとても役立つ。
子どもを励ます
子どもが燃立つのは以下
- 教師が率先して燃えて取り組み、やる気を示した時
- 達成すべき目標がはっきりしている時
- やった後の成果や、やった後に開ける新しい世界が見えてきたとき
- 新しい未知の領域へ踏み込むとき
- 自分で決めて活動の主体になったとき
- 先生や友人に励まされ、褒められたとき
- よきライバルを作り出したとき
- 愛するものに認められたとき、褒められたとき
感想
指導技術が分かりやすかった
「励ます」「共感する」など、具体的なシチュエーションでの指導技術が書かれていて、とても分かりやすかったです。一つ一つ練習して、身につけたいと思いました。
文体がちょっと時代と合わないかも、、、。
ちょくちょく教師と子どもの関係が「上下関係」のように感じられる文章があって、私にとっては違和感でした。